防犯ガラスの選択

防犯ガラスの選択のために

防犯ガラスとサッシの相性

サッシは、一戸建で主に使われている「住宅用一般サッシ」とマンション等の「集合住宅用サッシ」に分けられます。防犯ガラスへの取り替え工事については、サッシのガラス溝幅によって取り替えが可能な防犯ガラスと不可能な防犯ガラスがあります。集合住宅用サッシのガラス溝幅は14ミリのものが多く、幅が広いので問題はあまりありません。主に一戸建に多く使われている「住宅用一般サッシ」の場合に注意が必要です。

「住宅用一般サッシ」と防犯ガラスの相性

  • 一枚ガラス用
  • 一枚ガラス用サッシの溝幅は、9ミリが主流ですので、実際に工事できる防犯ガラスの厚みは網入りガラスと同じ6.8ミリまでとなります。そこで、現在網入りガラスが入っている場合や耐火防犯ガラス・多層防犯ガラスなど6.8ミリ以上の厚みの防犯ガラスに交換されるときは、厚みを変換するアタッチメントが必要になります。

  • ペア(複層)ガラス用
  • 防犯ペアガラスは総厚みで16ミリ(3ミリガラス+6ミリ乾燥空気層+防犯ガラス)と厚いガラスとなります。この厚みは網入りペアガラスと同じ厚みです。基本的に防犯ガラスが室内側となります。 網入り防犯ペアガラスは20ミリ(6.8ミリ網入りガラス+6ミリ乾燥空気層+防犯ガラス)と大変厚くなっています。

防犯ガラスの主なメーカー

防犯ガラスは各メーカーのそれぞれの製品により、性能や強度、防犯特性もそれぞれ異なります。

  • セントラル硝子株式会社
  • 旭硝子株式会社
  • 日本板硝子株式会社

ガラスの種類と防犯特性

防犯ガラス
  • フロート板ガラス
  • 最も一般的なガラスです。侵入犯には、短時間で破られますので、防犯性能は期待できません。

  • 型板ガラス
  • 視線を遮るために模様が入ったガラスです。防犯性能はフロート板ガラスと同じく、期待できません。

  • 網入板ガラス
  • 火災時の延焼を防止のために、金網を入れたガラスです。しかし金網は簡単に切れるので、防犯性能はフロート板ガラスと同じく、期待できません。

  • 強化ガラス
  • 強化ガラスとは、フロート板ガラスを加熱・急冷して製造し、強度を高めたガラスです。それにより、フロート板ガラスに比べると約3〜5倍の強度がありますが、万一割れた場合には、ガラス全面が粒状になりますので、安全面ではすぐれていますが、防犯性能は期待できません。

  • 複層ガラス
  • 2枚のフロート板ガラスの間の中間層のため、フロート板ガラスの約2倍の断熱性があります。2枚のガラスを破るのに時間がかかりますので、フロート板ガラスに比べると破りにくいといえますが、防犯性能は期待できるレベルではありません。

  • 合わせガラス
  • 2枚以上のガラスを強い中間膜で接着して貼り合わせ一枚にしたものです。割れた場合、ガラスの破片は飛び散らず安全です。中間膜を高性能のものにしたり、破りにくいポリカーボネート板などを挟んだりして、防犯性能を向上させることができます。

  • 合わせ複層ガラス
  • 複層ガラスの片側または両側に合わせガラスを使用したもの。断熱性能に優れているとともに、合わせガラスの中間膜を厚くしたり、破りにくいポリカーボネート板などを挟んだりして、防犯性能をさらに向上させることができます。